このページはリニューアル後に削除します。(URLも削除されますので、お気をつけください)
リニューアル後はページが増えて見やすくなりますので、
それまでは雑然としていますが、ご了承くださいませ。
また、リニューアル日は未定です。
◆【基本情報】◆
基本情報とは、この「色彩情報館」ページ内において必要な知識を書いておくところです。
この情報を元に、今後追加されるページの礎とすることを目的としています。
今後わからなくなったらここに戻ってきて確認してみてください。
随時更新していきます。
長ったらしくなったので、各項目は折りたたんであります。クリックしてご覧くださいな。
光は電磁波の一種であり、水の波紋のような波動の状態でもあるし、原子のような粒子の振る舞いも見せる。とても不思議なもの。
跳ね返った波長は私達の目に入ってきて色を知覚することができる。
一番左が紫、一番右が赤になっており、これをスぺクトルと呼ぶ。
かの有名なニュートンが音楽になぞらえて7色にしました。(それまではもっと少なかったです)
すべてを跳ね返すと白に見え、すべてを吸収すると黒になる。
黒色は全波長を吸収してしまうので、熱を持ちやすくなる。
光の速度は1秒間に地球を7週半できるスピードです。「光の速度=299792458 m/s≒30万キロメートル毎秒」
ここから先は高度な物理学の世界に入ってしまうので割愛します。
光に関しては「2重スリットの実験」や「特殊相対性理論」あたりが面白いですよ。
2重スリットの実験を見るとわかる通り、光の特性である波動と粒子の状態は同時に観測できません。
でも、最近では波長と粒子の状態を同時に観測できたみたいですね。(管理人はあまり理解できていませんが......)
スペクトル図
【スペクトル図】
これがプリズムで分光された色になります。
人間の見えている範囲はずっと狭いです。鳥とか昆虫は紫外線・赤外線の外も一部見えているそうです。
紫外線とか赤外線ってよく聞きますよね。
あれはこのスペクトルの外側のことを言っています。
ちなみに、英語の意味は、赤外線「Infra Red(赤を下回る)」、紫外線では「Ultra Violet(紫を超える)」といいます。
特に紫外線は人類にとってとても有害なもので、地球の大気中に存在するオゾン層によって守られています。
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【スペクトル図】
色相環とは色を秩序的に並べ、自然に表現した輪っか状のもの。
他にも、マンセル色相環、オストワルト色相環、NCS、CUSなど、国や状況に応じて活用できる様々な色相環がある。
パーソナルカラーだと、色相環をさらにイエローアンダートーンとブルーアンダートーンに分けたりします。
一般の方は「色に迷った時に参考になるもの」程度に覚えておこう!
各団体によって種類や数が変わりますが、基本的に以下の12色調+グレースケールはメジャーだと思います。
vivid tone(ビビッド)【イメージ:鮮やかな/派手な/活き活きとした/目立つ/さえた】
bright tone(ブライト)【イメージ:明るい/健康的な/陽気な/華やかな】
strong tone(ストロング)【イメージ:強い/くどい/動的な/情熱的な】
deep tone(ディープ)【イメージ:深い/濃い/充実した/伝統的な/和風な】
light tone(ライト)【イメージ:浅い/澄んだ/子供っぽい/楽しい】
soft tone(ソフト)【イメージ:柔らかな/穏やかな/ぼんやりとした】
dull tone(ダル)【イメージ:鈍い/くすんだ/中間色的】
dark tone(ダーク)【イメージ:暗い/大人っぽい/丈夫な/円熟した】
pale tone(ペール)【イメージ:薄い/軽い/あっさりとした/弱い/女性的/若々しい/優しい/淡い/かわいい】
light grayish tone(ライトグレイッシュ)【イメージ:明るい灰みの/落ち着いた/渋い/おとなしい】
grayish tone(グレイッシュ)【イメージ:灰みの/濁った/地味な】
dark grayish tone(ダークグレイッシュ)【イメージ:暗い灰みの/陰気な/重い/男性的/固い】
gray scale(グレースケール)【一番左の無彩色コーナーです。黒(1.5)から白(9.5)までのスケールです】
tint color(ティント:明清色)【「bright」「light」「pale」の3つ】
tonal color(トーナル:中間色、濁色)【「strong」「soft」「dull」「light grayish」「grayish」の5つ】
shade color(シェード:暗清色)【「dark grayish」「dark」「deep」の3つ】
vivid color(ビビッド:純色)【これ以上鮮やかにならないもの】
PCCSトーン配置図
【PCCSトーン配置図】
PCCSトーンに対応した配置図です。
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【PCCSトーン配置図】
PCCS類似トーン
【PCCS類似トーン】
PCCSトーンにおいての類似トーンです。
隣り合ったトーンは類似となり、組み合わせる事で自然な配色を生み出します。
ドミナントカラーやトーンオントーンなどで活用できます。
無彩色においても同様に隣り同士では類似となります。
使い方は以後の項目「色彩調和法」で確認くださいな。
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【PCCS類似トーン】
PCCS対照トーン
【PCCS対照トーン】
PCCSトーンにおいて、対照色調に関しての資料です。
矢印の示す方向同士の色調はお互いに対照の色調になっています。
使い方は以後の項目「色彩調和法」で確認くださいな。
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【PCCS対照トーン】
日本色研配色体系が開発した「Practical Color Co-ordinate System(PCCS)」のこと。
「色相」「明度」「彩度」の三属性と「トーン(色調)」の概念を持ち、色彩調和を目的として作られています。
色彩検定などの勉強の際に必要になる知識ですので、勉強中の方はまるっと覚えましょう。
「PCCS色相環においての各色の名称」
vividのトーン表に書いてある24の数字とアルファベットは以下の意味を表します。
書き方は色彩検定テキストに準拠しますね。
小文字のアルファベットには「ish」を付け、「~イッシュ」と読みます。
これは「~みの」となり、その色味が入った色という意味です。
例:bG【ブルーイッシュ グリーン=青みの緑】 「青みを感じる緑色」という事になりますね。
1:pR/purplish Red/紫みの赤
2:R/Red/赤★
3:yR/yellowish Red/黄みの赤△
4:rO/reddish Orange/赤みの橙
5:O/Orange/橙
6:yO/yellowish Orange/黄みの橙
7:rY/reddish Yellow/赤みの黄色
8:Y/Yellow/黄▲★
9:gY/greenish Yellow/緑みの黄色
10:YG/Yellow Green/黄緑
11:yG/yellowish Green/黄みの緑
12:G/Green/緑△★
13:bG/bluish Green/青みの緑
14:BG/Blue Green/青緑
15:BG/Blue Green/青緑
16:gB/greenish Blue/緑みの青▲
17:B/Blue/青
18:B/Blue/青★
19:pB/purplish Blue/紫みの青△
20:V/Violet/青紫
21:bp/bluish purple/青みの紫
22:P/Purple/紫
23:rP/reddish Purple/赤みの紫
24:RP/Red Purple/赤紫▲
■8Y、16gB、24RP は色材の3原色▲。
■3yR、12G、19pB は色光の3原色△。
■2R、8Y、12G、18B は心理四原色★。
■1pR~8Yまでは暖色系【暖かく感じる色たち】
■13bG~19pBまでは寒色系【寒く感じる色たち】
■それ以外は中性色系【どちらも感じない色たち】
色によって実際に暖かく感じたり寒く感じたりと、脳が錯覚してしまうので、使う場所には注意してくださいね。
PCCS色番号と3つの原理
【PCCS色番号と3つの原理】
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【PCCS色番号と3つの原理】
全体の配色をベースカラー(基調色)、アソートカラー(配合色)、アクセントカラー(強調色)の3つに分けて考える方法。
最大数値を「10」とした時、ベースカラーは「6」、アソートカラーは「3」、アクセントカラーは「1」と考えると全体がまとまって見える。
【ベースカラーとは】文字通り基盤となる色のこと。面積が一番広い部分。
【アソートカラーとは】全体的に見てちょくちょく見られる色となる部分。
【アクセントカラーとは】一番小さい面積の部分。色は全体を見て、補色にしたりすると、より映えます。
もちろん比率は多少前後しても調和して見えますよ。
好きな比率を見つけてください。
ちなみに、ベース・アソート・アクセントを分割する方法もあります。
何かで配色に迷ったら、こういった手法が手ばやく配色できますね。
他にも黄金比(1.618...)や白銀比(1.4142...)なんてもありますね。
これは画面全体の構図や物体の比率を決めるときの手がかりになります。
配色比率
【配色比率】
配色比率はあくまで参考程度にご覧ください。
全体を複雑に配色したい場合は、個々に比率を決めて配色してみください。
ここらへんは個人のさじ加減ですね。
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【配色比率】
配色比率の利用例
【配色比率の利用例】
例にならって、普通に配色しちゃうとこんな感じになります。
このままではアニメ塗りっぽいですね。
っていうか、ファッションではアクセントをバッグや靴、帽子、リボンなどのアクセサリーに使うと効果的です。
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【配色比率の利用例】
※こちらは一括ダウンロードに含まれておりません。
ヘリングの心理四原色と呼ばれる「色覚学説」の一つ。
難しい話をすると、人間の目には3つの錐体(すいたい)と杆体(かんたい)があります。
【3つの錐体とは......】
R錐体(ロング:長波長のこと。赤系統の色を知覚)
M錐体(ミドル:中波長のこと。緑系統の色を知覚)
S錐体(ショート:短波長のこと。青系統の色を知覚)
ちなみに色覚特性(色盲や色弱)の方はこの3つの錐体のいずれか、またはすべてが欠如して起こる病です。
【杆体とは......】
明るさに対する、明暗を判断する細胞です。
いままでは、赤・緑・青の3つの混色によって知覚しているというものでした。
でも待って! 緑と赤を混色すると黄色にはなるけれど、実際の黄色にはどっちの色味も感じないよね。
だから、これは間違っている! ってのでドイツの心理学者のヘリングさんが異議を唱えました。
赤色を見続け、白い壁などに目を移すと見続けた部分に青緑色の残像が見えますよね。黄色にはなりません。(これは心理補色といいます)
これは向かい合った色同士は補色関係になっているためです。
(手術の際、医者の服装及び患者にかぶせる布は、血液の赤に対して青緑となっています。これは、補色を利用することによって色の見間違いによる失敗を防いでいます)
補色関係
【補色関係】
青と黄、赤と緑。これらは向かい合っていますよね。これが補色です。
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【補色に関しての資料】
絵具のような物理的なものでは混色すると黄色になるけども、心理的には黄色が別にあるよねって話です。
赤・青・緑・黄は他に色味を感じない特別な色です。
これがヘリングの唱えた心理四原色です。これに白と黒も加わってます。(白と黒も他に色味を感じませんよね)
簡単に説明すると、目で見たとき網膜上の視細胞レベルでは赤・緑・青(3つの錐体ですね)で知覚、そのあとの
視神経~脳で赤・緑・青・黄(心理四原色)で処理して色を知覚するというもの。
心理的知覚を利用した色相環が、スウェーデンの工業規格に採用されている「NCS(Natural Color System)」です。
心理的尺度に基づいて、色の見た目だけで判断するカラーシステムになっています。
重ねると白色になる3つの色RGB(赤・緑・青)のことです。
加法混色ともいい、ヤング=ヘルムホルツの三色説と呼ばれる「色覚学説」の一つ。
光を当てて白色を作ろうとした場合、赤・緑・青の3色を均等に100%ずつ照らせば、白色の光が作りだせます。
(100%ずつっていうのが重要で、少しでも偏らせると、完全な白にはなりません。色味の感じる白になります)
最近ではテレビやモニターなどで、他の色を発光させて、色をより鮮明に発色させる技術もありますね。
「赤・緑・青」3色では限界があるということです。
アナログ作品の色を見るとき、5000k(ケルビン)あたりの蛍光灯を使うとその色の、真実に近い色を見れます。
(真実の色を見るには、見方とかその他条件がありますが)
色を均等に含んだ光の白に近い商品(演色性AAAのもの)も発売してますので、完璧主義者の方は参考にしてみてください。
(一般的な家電屋さんには売ってないかも......)
色を誤って見てははいけない場所、色検査や病院の重要なところで利用されています。
ケルビン(色温度)については割愛。
加法混色
【赤(R)緑(G)青(B)混色】
モニターやスマホの画面、LED電球などで利用。
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【色光の3原色】
主に印刷の混色などで見られます。CMY(シアン、マゼンタ、イエロー)の3色のことです。
減法混色ともいいます。
塗り重ねると黒になっていきます。
ただ、シアン、マゼンタ、イエローをただ混ぜても、鮮明な黒にはなりません。
いくらか色味のついた黒が出来上がるはずです。
もっと黒を鮮明にしたいので、もともと黒で調合したK(ブラック)を使います。
(Kは諸説あり、BlackのK、KuroのK、Key PlateのKなど)
なので、より鮮明な色を作るため印刷技術ではCMYKと呼ばれるプロセスカラーを使っています。
実際CMYKだけではより綺麗な色表現はできません。
一般プリンターなどでは8色インクや10色インク、印刷業界ではDIC(特色)を使ってより正確で綺麗な色表現をしています。
減法混色
【シアン(C)マゼンタ(M)イエロー(Y)ブラック(K)混色】
プリンターや印刷技術などに利用。一般的なボールペンなどにも利用されており、
ボールペンの黒は具体的には黒ではありません。時間が経つと青っぽくなったり、
こすったりすると色がついて見えるのはこのためです。
(メーカーによって色の配合量が違うので、手持ちのペンでどんな色になるのか試してみるのも面白いかも)
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【色材の3原色】